お肉の勉強会 報告 2018:02:22:11:16:18
2018.02.22 【分校からのおしらせ】
プロフェッショナルに学ぶ 第1回
お肉の勉強会 報告
いろんなジャンルのプロフェッショナルに話を伺い、それぞれの深い世界を学ぶ講座!
毎日、何気なく見たり聞いたりしているけれど、
その道の達人たちに話を伺うと、まったく違う視点で世の中を見ています。
メインタイトルの講義内容だけではなく、
プロフェッショナル達が持っている人生観や、長年の経験に基づいた見識、
いろんな角度からの物の見方を学びます。
第1回の今回は、2月9日(にくの日)に、【お肉の勉強会】を行いました。
講師は、佐久穂町で獣医師をされている 笹崎善治さん。
和牛って「高い」イメージだけがありますが、実際はなぜなのか。
日本での牛の育ち方、管理の仕方をおききしました。
日本での肉牛の管理は、生まれる前から
・・お母さんのおなかに宿る時から計画されています。
子牛の、お父さん・お母さん・おじいちゃんまで、血統をさかのぼることができます。
どこで育って、どんなものを食べて、一頭一頭がきちんと記録されています。
今では、受精卵の段階で、雄雌の産み分けができる段階まで来ているそうです。
(100%ではないそうですが。)
牛の種類、食肉として扱われる牛の種類のお話から、「高級牛」と呼ばれる牛の話へ。
牛肉の「ランク」って、具体的には何なのか、資料の写真を見ながら学びます。
一頭の価格や、牛の生態(牛は寒さに強く、暑さに弱い!
それは牛の胃袋に関係があるそうです)
中高年が食べやすい部位やおすすめ調理法 などなど。
参加された皆さんからも、質問が活発に出ました。
「立科牛って?」「信州牛って?」「地元の牛乳って?」
地元ならではの質問も。
「先生は、どういった食生活なんですか?」
何て質問も(笑)
75分の講義の後は、実食。
A5ランクのお肉(信州プレミアム和牛)と、スーパーマーケットで購入した輸入牛を食べ比べます。
分校の中が、お肉の甘い匂いに包まれました。
ふだん、なかなか食べられないお肉を、
なんとこの日、ご参加いただいた元レストランコック様の手で調理していただきました。
味付けの仕方、焼き加減、調理の仕方についても、プロからのご意見を頂けました!
ステーキは、まずは強火でよく熱したフライパンで焼くそうです。
(この日は、ホットプレートで調理しましたが・・)
食べ比べると、固さが、まったく違います。
たれがなくても、塩コショウで十分おいしい!
お好みで、ワサビをつけて♪
この日は、牛肉だけではなく、低温調理器で調理した鳥の胸肉も試食。
下味をつけた鶏むね肉をジップロックに入れ、
水を入れたお鍋の中に低温調理器を60℃にセットして2時間。
鶏むね肉のハムが出来上がりました!
普段使いの食材でも、しっとりとした味わいに、舌鼓。
「もう少し食べたかった(笑)」
の声も聴きながら、大好評の勉強会でした。
皆さんからは、「お肉売り場を見る目が変わりそう」という声も。
ふだん、何気なく見ているものでも、その道のプロにお話を聞くことにより、
新しい発見があります。
学ぶことで、「見ている目が変わる」、この一言に尽きます。
お値段だけで判断していたお肉ですが、いろんなことを勉強できました。
これからおねだりする時は、本当においしいものを食べさせてもらうことにします(^-^)
さあ誰か、お肉を食べに連れてって~☆
お忙しい中、講義をしてくださった笹崎先生、
ご参加の皆様、本当にありがとうございました。