補修工事あれこれ その29 配管 卓球場 古民家 2018:06:13:23:17:40
2018.06.13 【今日の国実】
「配管のつまりレスキュー」
洗面台の配管が詰まってしまったとのレスキュー要請があり、行ってみると...
アイブロウペンシルが出てきました。
洗面台でのメイク中、配管に向かってメッシ顔負けのスーパーゴール!
優秀なゴールキパーが必要です。
「工場を卓球場へ」
工場の1階を卓球場へ生まれ変わらせるべく最初に取り掛かったのは「トイレ」。
床のコンクリートを壊し、その下に配管工事を行い再びコンクリートを敷きます。
コンビニ業界でもトイレはサービスの一環となった昨今、トイレがあるから行くという人は少なくてもトイレがないから行かないという人は少なくありません。
人の集う場にはまずトイレ、です。
次に2階へ登る外階段を屋内へ。
2階の床をぶち抜き、安全快適な内階段が出来上がります。
2階は地域の人や卓球を終えてくつろげるコミュニティスペースとして開放予定です。
社長のプレー姿も間もなく公開です。
目指すは東京オリンピック!
オリンピック史上最高齢優勝となるか!?
「床下ウレタン吹き付け」
定年を迎えた60代のご夫婦の「定年後の生活を快適に過ごせる我が家」へのリフォームが始まりました。
まずは寒さに悩まされていた床下のウレタン吹き付け工事から。
これで隙間風を完全シャットアウト。断熱効果抜群です。
また、場所をとっていた仏壇を収納式にするため、柱一本分スペースを大きくしました。
これでお部屋もすっきり広くなります。その下には亡くなったお母様の桐のタンスを埋め込みます。
すっかり古びてしまった桐のタンスでしたが、長野市の山崎屋木工さんにお願いして、
美しく生まれ変わりました。
その全貌をどうぞお楽しみに!
そして・・・
今回の依頼をご縁に株式会社山崎屋木工製作所様に研修に行ってまいりました!
さすが木工製作所だけあって、社屋の内装は木のぬくもりを感じる素晴らしいコーディネート!
木製の家具もステキなものばかりでした。
そしてなんといっても山崎屋木工さんのイチオシは「ウッドサッシ」。
木製サッシの企画から製造、販売までを手がけています。
機能、性能とも世界トップレベルといわれるドイツの木製サッシ。
断熱性能は厚さ0.1mの木の壁と150mの厚さのアルミに匹敵するそうです。
すべてオーダーメイドで快適性、省エネ性とエコロジカルな空間を作り出します。
近年注目されているドイツのパッシブハウス研究所が規定する性能認定基準を満たす省エネルギー住宅、「パッシブハウス」。
簡単にいうと、冷暖房を設備で補うのではなく、家そのものの性能をあげて省エネルギー化しようというもの。
その基準とはこの規模の住宅で地球環境に影響を与えないエネルギーの消費量はこのくらいまで、というとても厳しいものです。
日本の古い住宅のように隙間だらけの部屋で冷暖房をガンガンたく、なんていうのはご法度です。
様々な技術が進歩する中でも世界最高基準に30年遅れているという日本の住宅...
アルミに比べると高額にはなりますが、その性能の高さから日本でもこの木製サッシの需要が高まりそうです。
また、導入されている一台ウン百万という機械で精密にカッティングされた製品には目を見張りました。
それにしても木の空間とはなんでこんなに落ち着くのでしょうか。
山崎屋木工さま、ありがとうございました。
「門柱補修工事」
劣化し土台から浮いてしまった門柱の補修工事を行いました。
土台をコンクリートでしっかり固定し、傷んだ部分を板金で補修しました。
木の門扉はあまり見かけなくなりましたが、補修され昔ながらの威厳のある佇まいを取り戻しました。
「合併浄化槽」
工場の合併浄化槽設置工事を行いました。
これまでは男性従業員ばかりでトイレは半水洗式、社長もそれほどトイレへのこだわりはなかったこちらの工場についに女性従業員がやってきたのです!!
たった一人の女性従業員のために水洗式トイレにしようと社長が動きました!
下水道の通っていない地域では施設毎に汚水と雑排水を一緒に溜めて浄化する合併浄化槽の設置が必要です。
今回は5人槽の大きさのものを埋め込みました。
重量のある浄化槽が沈まないようにしっかりとコンクリートで土台を作ります。
蓋の部分もしっかり固定。
これで晴れて水洗トイレ、「あなたのために作った水洗トイレ」のおかげでこの女性従業員もプレッシャー...いえ、感謝の気持ちを持ちながら気持ち良くお仕事をしていかれることでしょう。
■「シリーズ 古民家をカフェに〜解体現場〜」■
りんごの里の古民家改修工事いよいよスタートです!
奥様がずっと留守を守ってこられたりんご農家。
ご主人の定年を機に、これからは私がりんご畑を守るからと実家の古民家を改装し、カフェをオープンするという奥様の長年の夢へと一歩動き出しました。
その一部始終をシリーズでご紹介いたします。
今回はその解体現場から。
壁は泥壁とよばれる小舞壁。
小舞壁とは小舞竹を格子状に添わせて縄で組み、壁土を塗って最後にしっくりなどで仕上げる伝統的な構法で造られた壁です。
壁を一枚一枚竹で組んで作るとはなんとも気の遠くなる作業です。
この伝統的な構法も、いまでは職人さんも少なくなりなまこ壁同様絶滅の危機に瀕しています。
天井を取り払い吹き抜けに。
なんとも開放的でカフェらしくなってきました。
さらに床を剥がすと堀炬燵が。
今ほど快適ではなかった時代で、小さな炬燵に皆が肩を寄せ合って暖をとっていたここにはどんな暮らしがあったのだろうと快適さとひきかえに失ったものの大きさを考えながら...
そうはいっても古民家カフェのオープンが待ちきれないミーハーな国子です。