古民家改修 2018:12:07:15:49:47
2018.12.07 【今日の国実】
「りんごの里 古民家改修 最終章」
師走に入り世間はすっかりクリスマスモードに染まってまいりました。
今日の国実は、お待たせいたしました!7ヶ月を費やしたりんごの里古民家改修。
ついに完成しましたその全貌をご覧ください。
こちらはステンドグラスの制作・教室を手がける「ガラス工房 あき」様の作品。
幅2mはあるこの大作はりんごをイメージした丸い模様が施されています。
モノクロが基調となる古民家に華やかさが加わり、なんとも風景に溶け込んでいます。
他にもトイレの窓や壁に埋め込まれたステンドグラスが和洋折衷を見事に表現しています。
掻き落とし
そして暖炉脇の壁には「掻き落とし」という技法が使われています。
円以外の部分を掻き落とし、ひびを際立たせるという職人技です。
この壁の泥は左官職人さんが愛知県まで高速を飛ばし、手に入れたものです。
壁のひびを見つけたらレスキューせずにはいられない国実ですが、
こういうひびの楽しみ方もあるんですね。
取り壊そうかと悩んだこちらのガラス戸。
もはやこのガラス戸以外に考えられないほどお宅にマッチしています。
今はもう作られてはいない昭和風レトロガラスは実はマニアの間では高値で取引されるほど。
オーダーメイドで標準のガラスに塗料で加工してゆらぎを出したものも販売されているそうです。
いつまでも大切に使ってくださいね。
暖炉
これだけ広い空間と高い天井にはやはり暖炉です。
暖炉の設置と壁、床の暖房には町の補助金が適用されました。
この空間で暖炉の火を見ながらのんびりした時間を過ごすなんてそれはもう至福の一時でしょう。
キッチン
広々としたアイランドキッチンはお客様を呼んでホームパーティをする際にも大活躍しそうです。
キッチンに明かりを取り入れるこの窓はクリアガラスでここから浅間山がよく見えます。
周りがリンゴ畑なので外からの目を気にすることなく絶景を眺めることができます。
なんとも贅沢ですね。
上空から完成した古民家を撮影するドローンをスマホで撮影するお茶目な家主様でした。笑
天井
シーリングファンのライトがおしゃれな天井には大きな梁が見えていました。
これが落ちてきたら...と恐怖すら感じるほどの立派な梁でしたが、その恐怖感ゆえに天井をはり隠すことにしました。
ちなみにこのシーリングファンの正しい使い方は皆様ご存じでしょうか。
なんとなく上部の暖まった空気を下に送る、というイメージでいましたが、実は逆なんです!
下から冷たい空気を持ち上げることで暖かい空気を下に送るというシステム。
つまり羽を上向きに回すのが冬場の正しい使い方です。
ぜひお宅のシーリングファンの向きを確認してみてください。
見た目もおしゃれなシーリングファンは実用的な上に、
静かな室内にゆったりとした動きがあるというのはなぜか落ち着くものですね。
外壁
やはり美しい漆喰ですが、サイディングと貼りわけをしています。
大きな外壁部分はサイディングを貼り、妻の部分は職人が漆喰を塗りました。
国実はこれから末永く使っていただけるよう外壁の痛み具合、将来性、利便性を考慮し、
最適な資材をご提案しています。
また、屋根はそのままですが、雪止めが錆びて老朽化していたため交換を提案しました。
せっかく美しく生まれ変わった古民家を、プランに入っていないからと錆びた雪止めをそのままにしておくのは心苦しく、
おせっかいではございますが、お客様と一緒になって仕上がりにご満足いただけるまでとことんお付き合いさせていただきました。
生まれ変わった古民家でこれからどんな時間が流れていくのか楽しみです。
風邪が流行始めましたね。
国子もそこまで馬鹿ではなかったらしく見事に風邪をひきました。
今年の風邪はとにかく咳に悩まされました。朝夕問わず止まらない咳は一日約800回。
一回咳をすると2キロカロリーのエネルギーを消費するそうで800回咳をすると1600キロカロリーを消費します。
約13時間の散歩と同じ消費カロリーです。
咳ダイエットにはなりますが、そんなものより安眠第一の国子です...