古民家にはご家族が思い出を育み、大切に受け継いできたその家ごとの歴史があります。 長い年月を重ねた味わいや趣は、ご家族に「なんとなく落ち着く」「ほっとする」といった想いを抱かせます。その得難い想いはそのままに、最新の設備の採用現代の住宅設備で暮らす事ができます。当社では、お客様とじっくり対話を積み重ねながら、ご家族にとって最良の回答を共に探していくお手伝いをしたいと考えています。
地域に根ざした先人の知恵
古民家は、室内に現れる大きな柱や梁がとても魅力的です。古民家に使われている木材は、いわゆる適材適所が採用され、腐りやすい部分には檜や栗などが使用され、梁には強度の高い松、内装には杉などの木目の美しい木材や、調湿効果に優れた材料が使い分けられています。その味わいを感じながら、快適な住まいが得られることが古民家再生の魅力です。
地震や浸水といった災害への対策も考えます
近年では、伝統軸組工法の合理性、耐久性が見直されています。また、構造補強などの再生技術も進み、 古民家再生は廃棄物の量も少なく済むため環境にもやさしい選択です。現代の最新の設備と工法の採用で、耐震補強や断熱性能の向上など、安全性・快適性も高めています。改修によって、今後50年、100年と住み継がれる家づくりのお手伝いをしたいと考えております。
※住宅の状態によって施工内容がことなります。
- ・基礎や壁の補強
- ・新しい土台の作成
- ・塀の補修
- ・内部造作
- ・屋根や床、壁の断熱材入れ
- ・屋根下地補修・補強
- など
お客様から依頼がありましたら、専門のスタッフが現在の状況を出来るかぎり詳しく目で見て確かめ、再生可能かどうか調査させていただきます。 家が建てられている土地、周囲の環境、寸法はもちろん、建築の時期、補修の時期など、お客様にお伺いします。 また主要構造の痛みはないか、歪みや傾き、屋根や床組みの疲労度などを調査させていただきます。
打ち合わせでは、お客様のご要望やライフスタイル、ご予算、古民家再生に対する疑問などについてくわしくお伺いします。気になることがありましたら丁寧にご説明いたしますので、遠慮なくご質問ください。
現地調査とお客様からのご要望をもとに、お見積書を提出します。お見積書は工法や部位など分かりづらい箇所も多いので、お客様がご納得頂けるまでご説明致します。
ご予算とご要望をお効きしながら、見積もりの金額を調整し、ご理解をいただけたら施主様と施工業者との間で工事契約を結びます。
どれがどこの部材か分かるように柱や梁に番号を付ける作業を行いながら、解体を行います。運び出した木材は丁寧にメンテナンスすることで美しさを取り戻し、再び長きにわたって使えるようになります。構造部材の他にも、建具や土壁、古材など再生に用いるかどうかの具体的な判別もこの際に行われます。また、外からは見えなかった損傷があった場合、お客様にご説明し、対処して参ります。
古民家には、土台から傷んだ建物も多いので、基礎工事は慎重かつ丁寧に行っていきます。その後、木工事、設備工事、内装工事、左官工事、塗装工事、外壁・屋根工事などいよいよ躯体工事の始まりです。その際には、取り外した建具や建材などを組み込んで再生工事を行います。伝統の手仕事と現代の技術、それぞれの良さを融合させ職人たちが技をふるいます。
竣工ししましたら、お客様に細かくチェックしていただきます。古民家再生による新居の建築工事が完了。施主様と最終確認を行い、問題がなければお引き渡しとなります。
また、完成後もなにかございましたらお気軽にお問い合わせください。